ドラクエ8RTA大会レポート 右弐 (2005年駒場祭)

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3.戦略検討・チャート作成(1日目終了〜2日目開始)

1日目終了後、まずは簡単に本日の反省を行ってみた。
1日目の経験から、明日気をつけるべきことは次のようなことだと確認。

・コマンド入力は正確にすることを優先すべき。
 考えてよい。ミスのほうが大きなタイムロスを生む。
 ドラクエ5のように、急いでターンを回す必要はない
・ミスが出ても自分のプレイをけなすのはよくない。
 せっかくの大会なのだから、そこからのリカバリーを楽しむくらいのつもりで。

で、ここからの課題は、残された貴重な時間をどのように使うかである。

この時点では、ドン・モグーラ以降のチャートができておらず、
また前日も3時間睡眠、前前日も移動のバスの中で3時間ほど寝ただけという、かなり睡眠不足の状態であり、
睡眠をとるか、準備をとるかの究極の選択に。

睡眠をとった場合、アドリブ能力が上がる、コマンド入力が早くなるというメリットがある。
しかし、ドラクエ8ではコマンド入力が多少早くなっても、そんなにタイムに与える影響が大きいわけではない。
また、明日の区間では道中の雑魚撃破が全くないことが非常に大きい。
最もアドリブ能力が試されるのは、ボス戦などではなく
組み合わせパターンが豊富で瞬時に最適戦術を決定する必要のある雑魚戦であるからだ。

一方、安定した戦略とチャートを用意することは非常に重要である。
スキル振り、錬金など、間違うと取り返しのつかないシステムが多いからだ。

また、今回やろうとしているLv上げの戦略で通しでプレイしたことがなかったため、ちゃんと進めることを確認しておかないと、本番で常に不安感にさらされながらプレイすることになる。

さらに、早めに準備が終わったとしても、眠ってしまったら明日起きられるとは思えない。
たぶん120ターンくらい起きないだろう。(←何時間?)
ここまで考えたところで今晩寝るという選択肢は事実上消滅した。

1日目プレイ終了が6時半、プチ打ち上げ夕食後、準備プレイにとりかかったのは10時半ころで、明日の2日目開始が8時半である。
移動時間を考えると、準備できるのは正味8時間だ
でもって、今日プレイしたのが4時間半なので、明日プレイする残りは8時間程度。
・・・。
8時間分のチャートを8時間で作るのは絶対無理ですから!
戦略の再検討をしなかったとしても、プレイ時間×1.5〜2くらいはかかります。

というわけで、最後までのチャート作成は早々にあきらめ、「前回にプレイしたときと状態が変わる区間まで」の分を作成することを目標に置いた。

前回プレイのときは、トロデーン城で最後までに必要とされる経験値をすべて稼ぎ切る戦略だった。
しかし、その後の調査で、神鳥の魂入手後の高台での効率が非常によいことがわかったので、なるべく稼ぎをあとまわしにすることに変更したかった。
そうすると、ドルマゲス〜妖魔ゲモンまでのボス戦のレベルが前回プレイに比べて下がることになり、はたして支障が出ないものかというのが大きな不安の種であった。

支障がないなら展開によってこの戦略も選べることになる。
支障が出るなら、前回の戦略で進めるしかない。

つまり、ここに来てレベル上げ戦略自体が固まっていないわけです。
もともと事前に固めるつもりはないので、いくつか選択できるオプションを用意することが目標。
また、1日目の運が悪く、2日目はできるだけ攻めの選択をしたい展開だったため、
攻めに相当する「Lv上げあと回し戦略」は使えるのかを確認することが非常に重要となっていた。

その後8時間にわたる決死のプレイ(?)の末、朝7時頃なんとか妖魔ゲモンを撃破し、ぎりぎりで計画通りにチャート作成を終える。
このあとは、高台でLv上げをするため、前回のプレイと同じ状態となるため省略。
もっとも、これ以降のチャート作成も省略とした影響が、あとで手痛い形で出ることになるが・・・それはまだ置いておこう。

準備は概ね順調で、レベルを下げた影響が出ることはほとんどなかったため、かなり安心できた。

が!途中でひとつだけ致命的なミスが発覚!
キャプテン・クロウ戦、ゼシカのぱふぱふを使おうとしたところ、なんと覚えていない!
そして、倒したあとのレベルアップでぴったり覚える、というとんでもないスキル計画となってしまっていた。
これはこれで大会的にはネタとして面白い(?)のだが、気付いてしまったからには修正しないわけにはいきません。(当たり前)
事前に気付いたおかげでなんとか事なきを得られました。あぶないあぶない。
かくして明朝、できたてのチャートを手に、会場へ向かうこととなった。

ちなみに、僕が「チャート」と呼んでいるものは、ただ「戦略」を書いたものではないです。
どのタイミングで錬金釜を開けるか、どのタイミングで装備を整えるか、どの順番でアイテムを売却するか等、
ある「戦略」で進めるために、タイムが最短となる手順を細かく書いたものを「チャート」と呼んでいます。
したがって、こいつがちゃんとできてさえいれば、どんなに眠くてもミスを出さずにプレイできるはずです。理論上は。
今回は、完徹で2日目のプレイを迎えることになってしまいましたが、上記のような細かい最適化も一応なされたチャートを作れたことで、プレイ中その場で考えることがかなり減っていたため、睡眠不足はほとんど気にならず、むしろ徹夜明けの微妙なハイテンション状態でプレイに挑むことができました。
体感でテンション+2.5くらいといった感じです(なにそれ)。

到着はまたもや自分のプレイ開始の10分前。
到着後、「あと10分寝ます。起こしてください。」と高らかに宣言したものの、中途半端なテンションのため仮眠もできず。笑。
こうして波乱の2日目が始まります。

2005.12.18 右弐 (ホームページ)
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