右弐流 戦譜のとりかた
「戦譜」とは、「戦闘の記録」のことです。
このページでは、私が用いている「戦譜」=「戦闘の記録」のとりかたを紹介いたします。

ホームへ戻る

戦譜の重要性

ドラクエをプレイするとき、ボス戦などの「戦譜」をとりたい人、あるいは実際にとっているという人は多いと思う。
僕も、RTA(リアルタイムアタック)をするようになり、戦譜の重要性を認識するようになった。

より良い戦略を構築しようと思うと、自分のプレイの記録をとり、それを見ながら改善案を探し、攻略方法に修正を加えていく、という作業を繰り返すことになる。
ビデオに録画しておけば、プレイを完全な形で記録することはできる。しかし、改善案を見つけるという作業を行う際には、記録媒体が動画では不便であり、紙にできる見やすいまとめ方、表記法を考える必要がでてくる。
何らかの法則性を見出したり、インスピレーションを得たりするには、ただ記録するだけでは駄目で、表記法は非常に重要であると考えられる。
ボス戦は戦略構築のカギとなるので、「戦闘の経緯をうまく表記する」=「戦譜をうまく取る」ことはとても意味があることだと思った。

そういうわけで、戦譜の重要性を認識した僕は、自分なりに戦譜のとりかたを考えてみたので、紹介いたします。読者の方々に利用していただけたら嬉しいです。

「うに」の戦譜のとりかた

まず戦譜について要求されることをまとめておきます。大好きな箇条書きで

  1. 正確に表現できること。(記述により、戦況が一意に定まる)
  2. 記録に手間がかからないこと。
  3. 視覚的に見やすいこと。
    これは、法則を見つけたり、インスピレーションを得るのに必須(たぶん)。
次に、戦況をテキストで記録してみます。
ボスB、味方はx,y,zの3人とすると、だいたい下のような表記になるのではないかと思います。 このテキストは、戦況を正確に記録できていますが、後で見返したときに見にくいです。
僕の戦譜のとりかたでは、このテキストで書いた戦況は、下の表のようになります。

ボスB キャラx キャラy キャラz
  38 攻撃          
攻撃             92
            ラリホー  
      守+40 スクルト 守+30   守+20
              +30
            防御  
猛毒の息         猛毒    
おたけび            
    べホイミ         full
  87     メラミ      
          22    
              +0

各キャラに「行動」と「受けた影響」を書く、2つの列を用意しておきます。
そして、行動順番にしたがって上から下へ向かって書き込んでいきます。
こうすると、「行動順番」「各キャラが取った行動」「各キャラが受けた影響」がそれぞれ独立に表現されるので、見やすいと思います。
・・・紙をいっぱい使ってしまうという欠点はありますが。

参考までに、僕がRTA大会前に戦略研究をするためにとった戦譜「ある日のブオーン戦」を掲載します。興味のある方はご覧下さい。

(2006.02追記)
本ページ執筆後に改良を加え、作成した戦譜サンプルも増えましたので、よろしければご覧下さい。
DQ8RTA大会レポート、戦譜1〜7(DQ8)
ゲマ1戦、スタンダードスタイル(DQ5)
ゲマ1戦、シンプルスタイル(DQ5) *この形式が、以降の私の基本方式になってます。
1ターンのみの戦譜(DQ5)
ミルドラース変身前戦(DQ5)

ブオーン戦の戦譜からは、ブオーンの1回行動と2回行動はおそらく確率1/2ずつであること、HPは4652〜4780であること、ピエールは確実に先行しタバサは8割くらい先行できていること、打撃が同一ターンで同じキャラに2回くることもあること、打撃の7割程度は先頭の2キャラにくること、瀕死になりやすいキャラは誰なのか・・・などがわかります。
これらの情報から、「序盤に同じキャラに打撃が2発来ると確実に死ぬから、先頭2人は防御だな」とか、「レックスに天空の盾を使わせてルカナン効かなくすれば、防御なしで打撃×2にも耐えられるから、中盤以降先頭にもってこよう」とか思いつき、今の戦い方ができあがりました。
戦譜をとると、1回戦うだけで、多くの情報が見やすい形で得られ、戦略の改善点に気づきやすいことがわかっていただけるのではないでしょうか。

使えそうだと思った方は、ノートやルーズリーフに線を引けば簡単に「戦譜記録用紙」になりますので、ぜひお試しください。 僕の方法を改良して、独自にもっとよい記録法を編み出されることを期待しています! ・・・すごいの発明したらパクりますのでこっそり教えてください。

戦譜の利用法・・・と、余談

僕の場合は、自分の戦略を改善するために戦譜をとるようになりましたが、ボスの基本的なデータを調査する際にも戦譜は有効でしょう。
ある特定のデータ(例:ボスのHP)についてだけ調べたいときは、それだけに注目して記録を取っていけばいいので、表記法を考える必要はないのかもしれませんが、洞窟の奥のほうにいるボスなど、何度も戦うのは面倒な場合は戦うたびに戦譜を取っておいて、後で各データについて解析するのが良いと思います。

余談ですが、とりあえずビデオに撮って記録しておいても、見やすいデータに直すのが面倒でそのままになる可能性は大きいと思います。少なくとも僕はそうでした。
DQ5で戦略の研究のために戦譜をとるときは、表示速度を8にして、記録しながら戦っていました。見逃した場合に備えて保険としてビデオに録画していましたが。
(2005.1.8)(2005.1.9部分的に修正・加筆)(2012.06.01部分的に修正)

このページのトップへ戻る
ホームへ戻る
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送